ちょうど、地震当日の3月11日に、NPO命の糧の農業研修のために自家用車で秋田を目指していた佐々木重人氏。(環境団体、政党役員を経て、現在、株式会社VillageNouveau代表取締役)
そのまま車で現地(岩手、宮城、福島)を回りながらの貴重な現地レポートです。
以下転載
今朝、石巻の市街に出ていろいろ聞いたんですが、今朝、避難所で配給されたのは、 せんべい1枚とドリンク1本だったそうです。
俺達は、オニギリもっていって地元有志にあげたんだけど、 24時間ぶりにもの食べたそうです。もう、地震から5日目です。
ほんと、ありえない。行政はなにもやらないっていう不満ばかりです。
「自衛隊がガレキ撤去して道路を開けたって報道あったけど、本当は自分たちが建設機械持ち込んで撤去してから、自衛隊がのこのこやってきた」と、怒ってました。
津波にのまれて、木にしがみついて助かった女性が、その服、焚き火で乾かして、そのままそれを着てるしかない。だって、家ごと流されたんだから、車も全部、水につかって使えないんだから、本当にナイナイずくしなんです。
今回の地震は、私が見る限りは、津波以外の被害はほとんどないです。
道路なんかも、びっくりする位壊れていない。津波に道路が破壊されて孤立してるところはありますが、主要なところには、全部自家用車で入れます。
それでも、外からのボランティアもいないようです。
なのに、何故、高速や主要道路を封鎖してるのか?
ガソリンの確保と物流を第一にすべきです。
メディアは、停電と原発の話しばっかり。その前に、生きてる人が飢えないようにしようよ。
実際、誰でも、自家用車で被害の中心部までいけます。車もってって、被災者のアッシーをやるだけで神様のように感謝されます。何もって言っても喜ばれます。
祈るとか、解説するとか、議論するとかじゃなくて、行動しましょうよ。呆れます。
ついでに、石巻の市街地では、コンビニはじめ食料うってるところは、襲撃、強奪されて、ボロボロになってます。自暴自棄になった少年達が、バールもってあるいて、ATMを壊しているそうです。
まさに、暴徒化です。
一方で、飲まず食わずで、必死に住民助けてる有志がいます。そして、機能を失い、言い訳ばっかりの行政。こういう社会つくっちゃいけないです。