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これから求められるサービス・働き方

2011/03/30 19:01:15

テーマ: ブログ

こんにちは!佐藤です。

銀座も震災直後に比べると人が戻り始めたとは言え、夜は節電の為暗く人通りも少なく、肌身で景気の急激な後退を感じます。

いち早く影響を受ける、私や私の周りに多いフリーや個人事業主として働いている人達は今すぐに何らかの手を打って行かなくてはなりません。

少し長くなりますが、お世話になっている「宇宙とつながる働き方」の著者で公認会計士の天野敦之さんのブログより転載致します。


前回、今後起き得るであろう経済危機の中で会社を経営していくうえでは、GDPや株価の上昇が善であるという従来のパラダイムにとらわれないことが大切とお伝えしました。

今回はもうひとつの方法をお伝えします。


それは、経済危機という目の前の事象にとらわれるのではなく、時間軸を長く取り、未来から現在を観る、ということです。


2020年、2050年、2100年の輝かしい未来を描き、その未来が実現したものとして、その未来から現在を観るのです。


今は本当に大変な状況ですが、未来を展望すると、輝かしい未来しかありません。

2020年か、2050年になるのか、時期は分かりませんが、数十年のうちには、お金よりも幸せが重視されるようになるでしょう。(幸せよりお金が重視されていたのがそもそも異常だったのですが)


農業人口が増え、都市の人口は減り、朝のラッシュは無くなり、土地の価格は下がり、会社組織に属することなく個人が有機的につながって仕事をするスタイルが一般的になり、コミュニティ内で自給自足するようになり、個人は自分の能力を活かして互いに貢献し合い、競争よりも共生が重んじられる社会になるでしょう。


この震災を通じて、多くの人がつながりの大切さを思い出しています。


これまでのように、分断され、孤独で、その不安を紛らわすために無駄な消費をするのではなく、つながりを取り戻し、互いに信頼し合い、自分の内側に幸せを見い出して、無駄な浪費をしない生き方にシフトしていくでしょう。

今まで忘れてしまっていた、日本の素晴らしさ誇りを取り戻し、他者を思いやる愛と感謝に満ちた生き方をする人も増えるでしょう。

その頃には、会社経営の在り方も変化しているでしょう。


かつてのように、目の前の短期的な利益のために社員や自分を犠牲にする経営は行き詰まり、そのような経営をしている会社は立ち行かなくなります。


社員が自分の可能性を最大限発揮して、自分の生命を輝かせて喜びに満ちて働き、お客さまに喜びや幸せを提供して、利益を生み続ける、そうした経営が当たり前になっていると思います。



あの震災があったからこそ、このような輝かしい社会が実現した。


2020年、2050年、2100年の私たちは2011年を振り返って、そのように感じることでしょう。



あまりに楽観的なシナリオと思われるでしょうか。


しかしその萌芽はあちこちに出てきています。


まったく根拠のない話ではありません。


むしろ現実を、思い込みを外してあるがままに観察することで、こうした未来は十分に有り得ることに気付くはずです。

また別の言い方をすれば、このような未来を実現しなければ、人類は破滅の方向に向かうでしょう。


私は、人類はそこまで愚かではないと思っているので、このような輝かしい未来しかないと思っています。

そして輝かしい未来を描くからこそ、その未来を実現することができる。


未来は「今ここ」で創られているのです。


今後起き得る経済危機の中でも、輝かしい未来を描き、まず自分がそのプロセスを歩むことで、未来は出現します。

このように輝かしい未来を描くことで、厳しい経済危機の中でも悲嘆することなく、辛い出来事にも意味を見出し、感謝し、希望をもって生きることができます。


かつてのように、社員や自分を犠牲にして利益を生み出すという、辛く苦しい経営スタイルから、社員も自分も喜びに満ちて働く経営スタイルにシフトするチャンスだと思えば、一時的に売上の減少や資金繰りに逼迫があっても、或いは場合によってはこれまでの事業を清算して新しい事業に転換することなっても、それを前向きなものと捉えることができるはずです。


もちろん、ただ輝かしい未来を描くだけでは、単なる夢想家と変わりません。


経営者として、経済危機の真っただ中で会社を経営するためには、それを現実に落とし込んでいかなければなりません。


そのためにはどうしたらいいでしょうか。


次回はこの点について考えていきます。



私の周りでも実際に地方に自家発電も備えたコミュニティーを新しく作ろうとする方々が増えて来ました。

今、どれだけ自分自身を今までの社会のあり方から大きく発展させて考え行動して行く事が出来るか、試されているような気がします。


そしてこれから求められる人間本来の幸せを問い直し


幸せに生きるために必要な商品やサービスを、幸せや喜びとともにどれだけ提供出来るか

お客さま一人ひとりに寄り添い、お客さまの人生観や世界観を理解し、たとえばお客さまが年をとって人生を終える間際に思い出してくれるような、「あの会社のあの商品・サービスがあったからこそ自分は素晴らしい人生を送ることができた」と思ってくれるような商品・サービスを提供できるか


真剣に考えていかなくてはなりませんね。

もちろん、私も未来の世界は素晴らしいものになると信じています。

コメントお待ちしています。