こんにちは!佐藤です。
是非皆さまに読んで頂きたい、オススメの書籍のご紹介です。
既に各方面で話題になっているので、ご存知の方も多いかも知れませんね。
ほとんど前例のない稀な難病にかかった、26歳の大学院生女子のお話です。
彼女もおっしゃっている通り、いわゆる「闘病記」ではなく、彼女の「生きざま」を綴った本です。
発症するまでは、ミャンマーの難民援助活動に全てを注いで打ち込んでいた彼女。
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「今まで自分は何でも出来て、自分は世界を変えられると思ってたんでしょ。」
「人ひとりが一日生きるって、すごい大変なことだって、よくわかったでしょ。」
「ミャンマーの難民助けようと思う前に、自分の足元見ないとねえ。」
ひとを、誰かを救える人など、存在しないんだ。
わたしを助けられるのは、わたししかいないのだと、友人をとことん疲弊させてから、大事なものを失ってから、やっと気がついた。
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想像を超える病態と治療の中、誰にも頼れず孤独でまさに自身が「難民」のようになってしまいました。
毎日「しにたい、しにたい」と考えます。
そんな本当の絶望の中、「明日がきてもいいかもしれない。」と彼女が思ったのは、好きなひとが出来たから。
誰かを好きになる気持ち。
誰かが自分を好きになってくれること。
「オール ユー ニード イズ ラブ」
~愛こそすべて
彼女も言っている通り、ジョンレノンとヨーコって、やっぱり正しかったんですね。
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難ばかりの今日も。
それでも、いま、「絶望は、しない」と決めた私がいる。
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そして矛盾ばかりの医療を巡る現実の中で、誠心誠意患者さまの為に尽くしている医師や看護師さん達にも感銘を受けました。
「ありがとう」の反対の言葉、「当たり前」。
自分がこうして生きて、何気ない一日をおくれることがどんなにありがたいことか。
毎日の「当たり前」に埋もれていきそうな所に、ガツーンと衝撃波を与えてもらった気分です。
彼女がこうして自身の体験を書いてくれたこと。
そして「本」を通じて彼女に出会えたことに、心からの感謝と敬意を込めて。